『図とイラストでよくわかる

子どもの起立性調節障害:最新の診断・治療から日常生活のサポートまで』

 

本書は、これまでのOD関連書籍とは、大きく違います。とくにODの子どもの体が、健常者とどう違っているのか、最新の検査機器を使って、世界で初めて明らかにしました。とくにODでは、起立時に脳血流がどれほど強く低下するのか、そのデータを記載しました。
さらに、
(1)医療機関を受診したけど、ODと明確に診断されなかったケース(医者がODかなあ、どうかなあ、とりあえず薬飲んでください、経過見ましょうというグレーなケース)では、なぜ診断がつかなかったのか、その理由が分かります。
(2)すでにODと診断されたけど、治療しても改善なかなか、良くならない、その理由がわかります。
これらの理由について、医学的な最新情報を本書で紹介しています。
さらに、ゴロゴロ寝そべりによって発生するデコンディショニングが、起立時の脳血流低下を生ずるという研究成果を、世界で初めて紹介しています。
しかも本書を読みやすくするために、『重症ODのすすむ君』に登場してもらって、長期間にわたる経過を物語風にしました。
みなさんに、是非、手にとって読んでいただきたい渾身の1冊です。