当クリニックの診療を安心して受けていただけるよう、

   ご予約の前にお読みください。

 

【子どもさんが、当クリニックでの診療に不安を感じている場合】

 

当クリニックでは起立性調節障害だけを扱って診療しています。

診察は、おもに、面談と起立試験を行います。

 

起立試験では、新起立試験法とヘッドアップチルト法の両方を実施しています。非侵襲的連続血圧測定装置(Finometerなど)を用いて、1秒毎に血圧と心拍数を測定し、さらに近赤外分光による脳血流の変化を0.25毎に測定します。

リアルタイムで自分の検査データを見ることができます。短時間で終了し、痛みはまったくありません。

 

自分の身体でいったい何が起こっているのか、なぜ身体がしんどいのか、なぜ朝起きることができないのか、どうしたら治るのかを、一目で知ることができます。

(詳しくは「トピックス」をご覧ください。

 

採血などの痛みを伴く検査は行っていないので安心してください。

 

 

  【受診に積極的でない子どもを無理に受診させて

   悲しい事態になったケースの紹介】

 

F君、高校1年生。朝起床困難、長期欠席があり、これまでに複数の医療機関を受診した経歴がありました。保護者がネットで当クリニックを探して予約を取ろうとしました。

 

当クリニックでは、高校生以上は子ども自身がネットで予約することをお願いしていますが、子どもは「もうあちこち受診したくない」と消極的でした。しかし保護者が子どもの了承を得ずに予約をされ、初診の日を迎えました。

 

当日の朝、突然に受診を知らされた子どもは、パニックで大騒ぎ。なんとかなだめて当クリニックに受診したものの、待合室で待っている間に、親子喧嘩を始めて精神不安定になり、外に飛び出して帰ってしまいました。

 

 子どもの意志を無視して保護者が勝手に予約をお取りになるケースがありますが、親子関係が悪くなるだけで、かえって治療の妨げになります。

当クリニックにおいては、高校生以上では必ず子ども本人の端末からご自身で予約をお願いしておりますが、このような事情があるからです。

 

中学生においても、子ども自身が受診に同意しているのか、しっかり確認したうえで予約を取ってください。

 

保護者のお気持ちはとても理解できますが、一方的に受診を決めてしまい、かえって親子関係が悪化するような事態を招かないようにお願い申し上げます。

 

                           院長

 

 

 

   【保護者だけの初診をお断りしている理由】

 

当クリニックでは、子どもが受診できないために保護者だけが初診を希望されるケースもありますが、現時点ではお断りしております。

 

その理由は、保護者にアドバイスするためには子どもに検査を行い起立性調節障害かどうか、どの程度に重症なのかを正確に診断したうえで行う必要があるからです。

保護者様による子どもの症状や様子観察だけでは、起立性調節障害の診断や重症度判定はできません。診断には起立試験が必須だからです。

 

診断方法として最も重要である起立試験について、当クリニックでは新起立試験法とヘッドアップチルト法の両方を実施しています。

非侵襲的連続血圧測定装置(Finometerなど)を用いて、1秒毎に血圧と心拍数を測定し、さらに近赤外分光による脳血流の変化を0.25毎に測定するという、起立性調節障害の重症度を非常に高い精度で診断しています。

 

しかも子ども自身が自分の目で直接に、リアルタイムに、検査データを見ることができます。

すなわち、起立性調節障害の診断をするだけでなく、子ども自身が自分の身体でいったい何が起こっているのか、なぜ身体がしんどいのか、なぜ朝起きることができないのか、どうしたら治るのかを、ビジュアルな科学的データによって理解することができます。

 

このように当クリニックでは子どもに検査を実施しながら同時に治療を行うシステムです。

 

心苦しいですが、保護者だけが受診されてカウンセリングを行う診療は現時点では行っていません。

ご理解いただけますと幸いです。

 

                            院長